スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

1年と1ヶ月

本当は1ヶ月前に書きたかったんですが、自分のことにいっぱいいっぱいで書けなかったので、1年と1ヶ月経った今日書いておきます。

去年、何もできず、自分の周りの手の届く範囲のこともままならず、遠いところまで何かをしようというところにまで気も回らず。

こんな私が何かを書くのは本当におこがましいんですが、何ヶ月先、何年か先の自分の為に書きます。



東日本大震災から1年と1ヶ月。

『忘れない』ということしか私はできていない。


だから、『忘れないでおこう』と思うある日の池下家の会話を書きます。


父・母・私で食卓を囲んでいた。

たぶん、お昼。

地震が起こって、津波が来たら、とにかく坂を昇って逃げるしかないねという話をする。

物も持たずにとにかく坂を昇ろう。

自転車に乗って。

母「じゃあ自転車で坂昇れる体力はずっとつけてなあかんな」

私「私も自転車の後ろに乗っけて昇れる体力つけとくわ」


父が言った。

「もし、そうなったら、敦子は一人で逃げるんやで。お父さんとお母さんは置いて、一人で逃げるんや。」


私「二人背負って坂昇ったらあかんの?」

父「あかん。一人で逃げるんやで。」


母は何も言わなかった。


もし、私に子供がいたら同じことを思うだろうと思う。


それでも私は、二人を背負って逃げたいと思う。



背負って逃げたかったのに背負えなかった人がいる。

一人で逃げてくれと思ったのに、自分だけが逃げることができた人がいる。


それを忘れないでいようと思う。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:池下敦子
大阪で役者をやっています。

KAMEYAMAKAN vol2~生存 トワ キロ リミット~
無事終演いたしました。
ご来場くださったお客様、本当にありがとうございました。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。